ホルンとオルガンのための音楽

アンドリュー・ジョイ(2005)
CD(CADENZA CAD800853)

ホルンとオルガンのための現代音楽
1.ベルゲ/ホルン・ロック(1972)
            〜ホルン・ソロのための
2.リタイゼ/ホルンとオルガンのための三連画
                        (1988)
3.ディッケ/即興曲2005〜イッセンハイムの
 オルガン・ギャラリー「デイヴィッドスライド」による
4.フリューガー/ホルンとオルガンのための
                  「猛烈に」(1998)
5.   〃   /オルガンのための「ハルマゲドン」
                       (1988)
6.   〃   /ホルンとオルガンのための協奏曲
                       (1983)
  アンドリュー・ジョイ(ホルン)(1、2、4&6)
  ペーター・ディッケ(オルガン)(1〜6)
  録音 2005年3月22〜24日

 アンドリュー・ジョイとペーター・ディッケによるホルンとオルガンの演奏です。ベルゲの「ホルン・ロック」は無伴奏ホルンのための作品です。ホール一杯に響きホルンがきれいです。
 リタイゼのホルンとオルガンのための「三連画(Triptyque)」は第1楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:ダンスの3つの楽章からなる作品です。絵画を描くように音の色彩ゆたかな作品です。
 ディッケの「即興曲2005」は自作自演です。オルガンの響きをたぷり楽しめる作品です。
フリューガーのImpetuoso(激しくまたは猛烈に)はホルンとオルガンの響きに激しさを感じさる面白い作品です。ホルンのきれいな響きと激しい響きを交互に演奏します。「ハルマゲドン」はオルガンのための作品で、破滅的な音楽です。不協和音が鳴り響きます。
 最後のホルンとオルガンのための2つの楽章の協奏曲はホルン協奏曲をオルガン伴奏に編曲したものです。アンドリュー・ジョイが1986年に初演しています。オーケストラ版は1991年に録音していました。このオルガン版はホルンを豊かな音量で吹いてくれますので雄大な音楽になっています。オーケストラ版はオルガンとは異なる不協和音になりますが、オルガンのリード管の金属的な響きが素晴らしいです。


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