ベートーヴェン/六重奏曲変ホ長調

 ラデク・バボラーク&ヤン・ヴォボジル(2008)
SACD(EXTON OVCL-00377)

1.ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調Op20
2.    〃   /六重奏曲変ホ長調Op81b
  ベルリン・フィルハーモニー八重奏団
  ローレンツ・ナストゥリカ=ヘルシュコヴィッチ
      (ヴァイオリン1)(1&2)
  ロマーノ・トマシーニ(ヴァイオリン2)(2)
  ヴィルフリート・シュトレーレ(ヴィオラ)(1&2)
  クリストフ・イゲルブリンク(チェロ)(1&2)
   エスコ・ライネ(コントラバス)(1)
   ヴェンツェル・フックス(クラリネット) (1)
  ベンツェ・ボガニー(ファゴット)(1)
   ラデク・バボラーク(ホルン)(1&2)
   ヤン・ヴォボジル(ホルン)(2)
   録音2008年7月24&25日
   プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

 ベルリン・フィルハーモニー八重奏団によるベートーヴェンの七重奏曲と六重奏曲です。メンバーがほとんど代わっています。ヴィオラのシュトレーレだけは1971年からのメンバーです。ホルンのザイフェルトは1995年までメンバーでした。バボラークは2003年にはメンバーになっていたと思われますが、いつからメンバーになったのかはデータがありません。
 七重奏曲は素晴らしいアンサンブルをきかせてくれます。ナストゥリカ=ヘルシュコヴィッチのヴァイオリンとフックスのクラリネットが中心となってリードしていくようです。爽やかで明るいイメージの演奏です。バボラークなホルンはアンサンブルに溶け込むように目立つことなく演奏しています。第5楽章ではさすがにホルンの出番が多く目立ちます。
 六重奏曲変ホ長調ではホルンが主役ですから、バボラークとヴォボジルのホルンが大活躍します。明るいホルンが縦横に歌われます。2本のホルンは音色が似ていますので大変きれいな和音になります。バボラークはこの六重奏曲を2002年にバボラーク・アンサンブルで録音していました。旧録音はバボラークのソロが目立ちましたが、新録音はアンサンブル全体のバランスを重要視した見事な演奏です。第2、第3楽章は若干テンポが遅くなっています。


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