ハイドン/3声のディヴェルティメント
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CD(Channel Classics CCS SA-30210)
ヨゼフ&ミヒャエル・ハイドン/ホルン作品集
1.ハイドン/ホルン協奏曲第1番ニ長調
(カデンツァ:ヘルマン・ユーリセン)
2.M・ハイドン/ロマンス変イ長調
3.ハイドン/ホルン協奏曲第2番ニ長調
(カデンツァ:ヤスパー・デ・ワール)
4.ハイドン/ディヴェルティメント変ホ長調
5.M・ハイドン/アダージョとアレグロ・モルト
〜ホルンとトロンボーンのための
セレナード ニ長調より
(カデンツァ:ヘルマン・ユーリセン)
ヤスパー・デ・ワール(ホルン)(1〜5)
ヘンク・ルビンフ(ヴァイオリン)(2&4)
マリーン・ミンダース(ヴァイオリン)(2)
ローランド・クレーマー(ヴィオラ)(2)
ベネディクト・エンツラー(チェロ)(2&4)
イェルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)(5)
コンセルトヘボウ室内管弦楽団
録音 2009年6月&9月
ヤスパー・デ・ワールはオランダのホルン奏者。ヘルマン・ユーリッセンとヴィセント・ザルゾにホルンを師事しています。1990年からハーグ・レジデンティの首席奏者、2004年からはロイヤル・コンセルトヘボウの首席奏者に就任しています。
このアルバムではハイドンの演奏で、オーケストラが古楽器奏法をしていますのでホルンもナチュラルホルンかと思いましたが、こちらはジャケットの通りモダンホルンを吹いています。第1番の演奏は文句無しの完璧な演奏といえましょう。ホルンの響きは明るくホールトーンも大変よいのできれいに聞こえてきます。カデンツァは恩師ユーリッセンの作によるものです。第2番ではヤスパー・デ・ワールの自作のカデンツァを吹いています。
ディヴェルティメント変ホ長調はホルン三重奏曲ですが、ホルン・ソロが大変きれいに響く名曲です。ワールのホルンがホール一杯に響いて久々にきれいなホルンを堪能しました。低音から高音までよどみのない見事なホルンです。M・ハイドンのロマンスはモーツァルトのホルン協奏曲第3番の第2楽章をアレンジしたものです。弦楽四重奏の伴奏でホルンがロマンティックな響きを出しています。
最後のM・ハイドンの作品はスローカーの録音がありますが、セレナードからの2曲です。トロンボーンとホルンは音色が似ていますので大変きれいな和音になるのですが、作品がほとんどありません。金管アンサンブルあるのですが協奏作品は珍しいでしょう。 |
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