モーツァルト/ホルン協奏曲全集

シュテファン・ドール(2008)
CD(Camerata CMCD-28176)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417 
2.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
3.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
4.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
      (ジェスマイア版:第2楽章)
5.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
       (ロバート・レヴィン補筆完成版)
6.ニーノ・ロータ/アンダンテ・ソステヌート

  シュテファン・ドール(ホルン)
  エマヌエル・シュルツ指揮
    カメラータ・シュルツ
   録音 2008年10月11〜14日
       スタジオ・バウムガルテン

 このCDはアンサンブル・ウィーン・ベルリンのメンバーをソリストとしてモーツァルトの協奏曲を録音した中の1枚です。
 このアルバムには2つの1番が収録されています。シュテファン・ドールはモーツァルトのホルン協奏曲全集を録音するにあたって、通常カップリングされるロンドやフラグメントではなく、1番の別ヴァージョンを録音しました。そして二ーノ・ロータが1番の第2楽章として学生のために作曲した「アンダンテ・ソステヌート」を見出してこれも録音しました。これは新しいモーツァルトのアルバムになりました。
 カメラータ・シュルツはウィーンフィルの首席フルート奏者ウォルフガング・シュルツが2002年に創設した室内楽団です。ドールの素晴らしいモーツァルトがホールに響きます。3番、4番のカデンツァも斬新で見事です。1番が2つの版で聴けるのもうれしいことです。レヴィンの版は他にサマーヴィルとアブ・コスターが録音しています。
 ニーノ・ロータの「アンダンテ・ソステヌート」は初録音、モーツァルト風のきれいな曲で1958〜59年の作品。まったく違和感のない曲でジェスマイア版の第2楽章として挿入すれば楽しいホルン協奏曲になります。


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