モーツァルト/ホルン協奏曲全集

ボシュチャン・リポヴシェク(2010)
CD(BIEM SAZAS 113093)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
2.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
3.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
4.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412&514
5.ロンド変ホ長調K371(レヴィン復元版)

  ボシュチャン・リポヴシェク(ホルン)
  エヴァン・クリスト(指揮)
   スロヴェニア放送交響楽団
   録音 2010年3月

  ボシュチャン・リポヴシェクはスロヴェニアのホルン奏者。リュブリャ−ナ音楽院でヨゼ・ファロートに師事、次いでザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でヴラトコヴィチに師事しています。
  リポヴシェクのホルンは太い響きのホルンで力強さがあります。滑らかなホルンの緩徐楽章ではその響きがきれいです。第2番や第3番のロンド楽章では荒っぽく感じられますが安定したテクニックで楽しませてくれます。第3番のカデンツァは自作のもので力強い演奏です。
  第4番は速めのテンポで勢いのある演奏です。カデンツァは凝ったものです。第3楽章は力強い狩りのロンドです。コーダ前に短いカデンツァが入ります。
  第1番は美しい響きのオーケストラをバックに朗々と吹くホルンが良い響きです。第2楽章のロンドK514はカール・マルゲールの校訂版による演奏でカデンツァは入りません。
  ロンドK371はロバート・レヴィンの復元版による演奏です。速めのテンポで演奏しており、その卓越したテクニックは素晴らしいものでカデンツァが聞きものでしょう。


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