サン=サーンス/ホルン作品

ロマンスOp67/ローレンス・ヴァイン(2008)
CD(NAXOS 8.570964)

サン=サーンス/管楽器のための作品集
1.デンマークとロシアの歌による奇想曲Op79
2.クラリネット・ソナタ 変ホ長調Op167
3.オーボエ・ソナタ ニ長調Op166
4.ファゴット・ソナタ ト長調Op168
5.ロマンス ホ長調Op67
6.フルート、クラリネットとピアノのための
  タランテラOp6

カナダ・ナショナル・アーツ・センター管楽五重奏団
  ヨハンナ・グフレエール(フルート)
  チャールズ・ハマン(オーボエ)
  キムボール・サイクス(クラリネット)
  ローレンス・ヴァイン(ホルン)
  クリストファー・ミラー(ファゴット)
  ステファヌ・ルムラン(ピアノ)
  録音 2008年6月7〜9日

  カナダの演奏家によるサン=サーンスの作品集です。
 「デンマークとロシアの歌による奇想曲」はフルート、オーボエ、クラリネットとピアノのための作品です。フルートとオーボエが作り出す和音の絶妙な響きが聴かれます。そしてクラリネットの歌もきれいです。
 クラリネット・ソナタは晩年の1921年の作品です。85歳とは思えないメロディの豊富さに驚きます。4つの楽章で構成されています
 オーボエ・ソナタも1921年の作品、この作品も85歳の作品とは思えない完成度の高さがあります。3つの楽章で構成されています。 
 ファゴット・ソナタはこれも1921年の作品です。管楽器のための最後の作品で3つの楽章で構成されています。第1楽章の天国的な美しさはなんということでしょう。ファゴット・ソナタの傑作と思います。
 ホルンとピアノのためのロマンスOp67は原曲がチェロとピアノのための組曲作品16ですが、ショーシエがホルンのために編曲しています。ローレンス・ヴァインのホルンは滑らかで、この難しいロマンスを難なく演奏しています。。
 クラリネット、フルートとピアノのためのタランテラは1857年22歳の時の作品。フルートとクラリネットの華麗な響きを生かした作品で、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢のスケルツォ」を思わせます。


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