ブラームス/ホルン三重奏曲

ゲイル・ウィリアムズ(2010)
CD(SUMMIT DCD541)

ブラームス/室内楽作品集
 1.ホルン三重奏曲変ホ長調Oo40
 2.クラリネット五重奏曲ロ短調Op115

   ゲイル・ウィリアムズ(ホルン)(1)
   ヨセフ・ゲヌアルディ(ヴァイオリン)(1&2)
   ロバート・マクドナルド(ピアノ)(1)
   ラリー・コムズ(クラリネット)(2)
   ジャスミン・リン(ヴァイオリン)(2)
   ラミ・ソロモナウ(ヴィオラ)(2)
   クランシー・ニューマン(チェロ)(2)
    録音 2010年

  シカゴ交響楽団のメンバーによるブラームスの室内楽作品です。ゲイル・ウィリアムズによる待望のホルン三重奏曲は堂々とした演奏で、ゆったりとしたテンポの第1楽章は朗々と吹くホルンが大変きれいです。第2楽章のスケルツォはメリハリをつけた勢いのある演奏です。ピアノの響きも素晴らしく聞き応えのアル演奏です。第3楽章:アダージョ・メストは哀愁的な響きのホルンがなんともいえません。フィナーレのスピード感あふれる演奏はピアノ、ヴァイオリンと共に圧倒的な演奏で感動そのものです。
  クラネット五重奏曲は名手ラリー・コムズのクラリネットのきれいな響きが聞きものです。ロ短調という暗い響きが特徴のこの作品はブラームス晩年の傑作でモーツァルトのクラリネット五重奏曲と双璧です。弦楽四重奏の格調高い響きとクラリネットの作り出す高尚な音楽はモーツァルトの同作品と共にクラリネットの室内楽作品の傑作として語り告がれたいものです。


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