ブラームス/ホルン三重奏曲

フランク・ロイド(2010)
CD(Coviello Classics COV51101)

ブラームス/三重奏曲集
CD1
1.ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op8
2.ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op87
CD2
3.ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
4.ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op101
5.クラリネット三重奏曲イ短調Op114

  ソロイスツ・オブ・ヴィラ・ムジカ
  ニコラス・シュマチェンコ(ヴァイオリン)(1〜4)
  マルティン・オステルタグ(チェロ)(1、2、4&5)
  カレ・ランダル(ピアノ)(1〜5) 
  フランク・ロイド(ホルン)(3)
  ウルフ・ローデンホイザー(クラリネット)(5)
   録音 2010年3月&4月

 ソロイスツ・オブ・ヴィラ・ムジカによるブラームスです。アンサンブル・ヴィラ・ムジカのメンバーによります。
 ピアノ三重奏曲は第1番の美しい響きもさることながら、2番における壮大な音楽は1番との年月の差を感じます。
 ホルン三重奏曲はイギリスのフランク・ロイドの演奏です。フランク・ロイドは1991年以来19年ぶりの録音です。やわらかな響きのホルンで第1楽章の美しい響きがたまりません。スケルツォでは強い音がロイドらしい響きです。アダージョは奥深い響きが独特です雄大な音楽を感じます。フィナーレは伸びやかでテヌート気味の演奏は素晴らしい。ロイド58歳の演奏は円熟味を増して安心して聞くことができます。
 ピアノ三重奏曲第3番も素晴らしい演奏で、ピアノ五重奏曲を思い出させるブラームス独特の響きになっています。
 クラリネット三重奏曲はベルリン・フィルの首席を務めたローデンホイザーの哀愁的なクラリネットの演奏が素晴らしく、甘い響きのクラリネットはこの作品のイ短調の響きによく合います。うっとりさせる名演です。


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