F・シュトラウスのホルン作品

夜想曲、幻想曲/キム・オジン(2013)
CD(fiderio FID CD108)

1.モーツァルト/ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
2.    〃 /ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
3.F・シュトラウス/夜想曲Op7
4.    〃   /シューベルトの「憧れのワルツ」
             による幻想曲Op2

  キム・オジン(ホルン)
  イ・ヨンチル指揮
    ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団(1&2)
  スネヤナ・アブラシェワ(ピアノ)(3&4)
   録音 2013年12月2&3日

  韓国のホルン奏者キム・オジンのアルバムです。モーツァルトのホルン協奏曲第1番はやや太めの音色で独特の響きを出しています。時折聞かせる軽いビヴラートは珍しいです。第2楽章はジェスマイアー版を使っています。 
ホルン協奏曲第3番は伸び伸びホルンのソロを吹いています。カデンツァはほとんど主題をまとめたものです。第2楽章:ロマンツェはオーケストラとのバランスもよくきれいな表現です。ロンドは軽快な演奏でよくまとめています。
  フランツ・シュトラウスの「夜想曲」はやわらかい響きのホルンが素晴らしく、実にロマンティックな演奏です。
  シューベルトの「憧れのワルツ」による幻想曲はフランツ・シュトラウスのホルン作品の中でも大きな曲ですが、表現力を要する作品です。キム・オジンは持ち前のテクニックで細かいフレーズも難なく吹いていてうまくまとめています。


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