ブラームス/2本のホルンとハープ伴奏の合唱曲
アンネケ・スコット&ヨゼフ・ワルター(ナチュラルホルン)(2015) |
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CD(harmonia mundi HMC902239)
「ラインの娘」
A:「モルペウスの娘」
1.ワーグナー/ライン川の河底に(女声合唱、
ハープ、4つのホルンと2本のコントラバス)
2.シューマン/子守歌Op78−4
(女声四重唱とハープ)(マナック編)
3.ブラームス/私は角笛を苦しみの谷で鳴らす
Op41−1(4つのホルン)
B:「人魚」
4.シューマン/ロマンス第1集Op69−5
「海の女神」
5.シューベルト/詩篇23番「主はわが飼い主」
D706(女声とハープ)
6.シューマン/ロマンス第2集Op91−6
「海の中で」
C:「セレナーデ」
7.ワーグナー/ジークフリートの角笛
8.ブラームス/女声合唱のための13のカノン
Op113-5「かたい決意」
9.シューベルト/セレナーデD920
(メゾ・ソプラノ、女声合唱とハープ)
D:「嘆きの女たち」
10.シューベルト/私は涙に濡れてD131b
(単純な3声のカノン)
11.シューマン/ロマンス第1集D69−6「礼拝堂」
12.シューベルト/挽歌D836(女声合唱、
2つのホルンとハープ)
13.ワーグナー/神々の黄昏〜葬送行進曲
(4つのホルン) 〜ウィルコックス編
E:「もの憂い恋のうらみ」
14.イザーク/インスブルックよさらば
〜ヴィンセント・マナック編曲
15.ブラームス/女声合唱のための13のカノン
Op113-2「愛の神は私に過酷な姿であらわれる」
16.ブラームス:女声合唱のための13のカノン
Op113-13「もの憂い恋のうらみ」
F:「ラインの娘」
17.ワーグナー/神々の黄昏〜ラインの娘
(女声合唱、2つのホルンとハープ)
〜ヴィンセント・マナック編曲
18.ブラームス/2つのホルンとハープを伴う
女声合唱のための4つの歌Op17
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)(9)
エマニュエル・セイソン(ハープ)
(1、2、5、9、12、17&18)
アンネケ・スコット(ホルン)(1、3、7、12、13&17)
〃 (ナチュラルホルン)(18)
ヨゼフ・ワルター(ホルン)(1、3、12、13&17)
〃 (ナチュラルホルン)(18)
オリヴィエ・ピコン(ホルン)(1、3&13)
クリス・ラーキン(ホルン)(1、3&13)
ラファエル・ピション指揮
アンサンブル・ピグマリオン
録音2015年7月
フランスの女声コーラス・アンサンブルにホルンとハープを織り交ぜたユニークなアルバムです。長大なライン川に伝わる伝説を女声合唱で歌ったものといえそうです。なお、ホルンは古い楽器を使用しています。
ワーグナーの「ライン川の河底に」は「ニーベルングの指環」の「ラインの黄金」で演奏される主題がホルンで演奏されます。
3のブラームス/私は角笛を苦しみの谷で鳴らすOp41−1は無伴奏男声合唱曲「5つの歌」の第1曲で4本のホルンで演奏されます。シューマンのロマンス第1集、第2集は無伴奏女声合唱曲でそてぞれが6つの歌で構成されています。シューベルトの「詩篇23番」は女声合唱の作品です。ピアノ伴奏をハープで演奏しています。
ワーグナーの「ジークフリートの角笛」はアンネケ・スコットが力強い演奏をしています。楽器は19世紀の古い楽器らしく太い音です。続いてブラームスの「女声合唱のための13のカノン」が無伴奏で歌われます。シューベルトの「セレナーデD920」は有名な「白鳥の歌」の中の1曲とは別の曲です。メゾソプラノと女声合唱とハープで演奏されます。
10と11は無伴奏女声合唱曲です。シューベルトの「挽歌D836」は女声合唱とピアノが原曲ですが、これを2本のホルンとハープの伴奏で歌っています。
ワーグナーの「神々の黄昏」から「ジークフリートの葬送行進曲」はワーグナーの管弦楽作品の名曲ですが、これを4本のホルンのために編曲して演奏しています。14〜16は無伴奏女声合唱曲です。
ワーグナーの「ラインの娘」は「神々の黄昏」の中の1曲です。ホルンソロでジークフリートの動機が演奏されてからハープの伴奏で女声合唱が歌われます。最後に2本のホルンがエコーのように響きます。
最後のブラームス/2つのホルンとハープを伴う女声合唱のための4つの歌は名曲です。第1曲:「ハープは鳴り響く」、第2曲:シェイクスピアの歌「死と来たれ」、第3曲:「庭師」、第4曲:「フィンガルの歌」の順で演奏されます。ここではナチュラルホルンが使われています。倍音が多いですからそれほどストップ音は目立ちません。女声合唱の美しい響きには改めて感動します。 |
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