アルペンホルン

シュテファン・ヴァイ/ハーフ・ホルン
CD(Auris Subtilis as-f5063-2000)

ハーフ・ホルン
1.イントラーダ(作者不詳)
2.クリストフ・パムプッフ/朝の挨拶
3.ダウランド/おいで、もう一度
4.モンテヴェルディ/トッカータ
5.シュテファン・ヴァイ/雪解けの風
6.ヘンデル/調子のよい鍛冶屋
7.ヘンデル/王宮の花火の音楽〜「平和」
8.ヘルタ・リッポルド/
  シュテファンのためのヒルテン・ムジーク
9.レオポルド・モーツァルト/ヴァルトホルン・デュオ
10.メヌエット(作者不詳)
11.ヴェイヴァノフスキー/イントラーダ
12.キュフナー/レントラー
13.モディーニャ(ブラジル民謡)
14.妖精の愛の歌(伝承曲)
15.シュテファン・ヴァイ/幻想曲ヘ長調

 シュテファン・ヴァイ(ビュッヘル、ボヘミアン・ハープ)
               (1〜15)
 ヤンナ・シュテファネク(ヴォーカル)(3、14)
 セバスティアン・フィッシャー(アルプホルン)
            (1、4、6、8、9、10、11)
 カテリナ・オター(フィードル)(1、2)
 クラウス・ハントシャック(ギター)
         (1、2、5、7、12、13&15)
 シュテファン・モースドルフ(チェンバロ)(11)
 フィリップ・ヴェルナー(打楽器)(1、4、6、8)
      〃    (カッコウ笛)(8)
   録音 2013年

 シュテファン・ヴァイはハープ奏者で、ホルン奏者でもあります。タイトルのハーフホルンは、ハープとアルプホルンの両方の楽器の響きに由来するそうですが、楽器を持ち替えて半分がアルプホルンという風にも思えます。ビュッヘルはスイスのアルペンホルンを折り曲げて携帯用に作られた楽器です。ボヘミアン・ハープは音楽の歴史上もっとも古い楽器です。
 イントラーダ、朝の挨拶はとても癒やされます。シュテファン・ヴァイはビュッヘルを吹いてからハープに持ち替えて交互に演奏しています。ダウランドの「おいで、もう一度」はビュッヘルの前奏のあとにハープの伴奏で歌われています。大変美しい声です。
 モンテヴェルディの「トッカータ」は多重録音しています。シュテファン・ヴァイの「雪解けの風」はハープとギターによるデュオのようです。ヘンデルの「調子のよい鍛冶屋」はハープの前奏があってから、アルプホルンとの二重奏になっています。後半はハープの演奏になります。
 ヘンデルの「王宮の花火の音楽」から「平和」の曲はおなじみのものですが、これをハープとギターで演奏しています。ヘルタ・リッポルドの「シュテファンのためのヒルテン・ムジーク」はビュッヘルとアルプホルンとの二重奏に打楽器やカッコー笛が入りにぎやかな曲です。
 レオポルド・モーツァルトの「ヴァルトホルン・デュオ」はハープの前奏のあとにビュッヘルとアルプホルンとの二重奏になります。メヌエット(作者不詳)はビュッヘルとアルプホルンとの二重奏になります。
 ヴェイヴァノフスキーの「イントラーダ」はチェンバロの伴奏でビュッヘルとアルプホルンとの二重奏になります。キュフナーの「レントラー」はギター前奏のあとにビュッヘルで歌われます。そしてハープに持ち替えています。
モディーニャ(伝承音楽)はハープとギターによる演奏です。妖精の愛の歌(アイルランド民謡)はハープ伴奏で民謡が歌われます。
 シュテファン・ヴァイの「幻想曲ヘ長調」はハープによる前奏のあとにギター伴奏でビュッヘルで演奏しています。途中でまたハープに持ちかえてハープを演奏、そして再びビュッヘルを吹くという大忙しの演奏です。


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