プーランク/エレジー
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CD(BRILLIANT CLASSICS 95351)3枚組
プーランク/:室内楽曲全集
CD1
1.「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョFP155
2.シテール島への船出FP150
3.エレジーFP175
マッテオ・フォッシ(ピアノ)
マルコ・ガッジーニ(ピアノ)
4.4手ピアノのためのソナタFP8
フェデリカ・フェッラーティ(ピアノ)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)
5.2台のピアノのためのソナタFP156
マッテオ・フォッシ(ピアノ)
マルコ・ガッジーニ(ピアノ)
6.ヴァイオリン・ソナタ「F.G.ロルカの追憶に」FP119
7.「仮面舞踏会」によるヴァイオリンと
ピアノのためのバガテル
ドゥッチョ・チェカンティ(ヴァイオリン)(6&7)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)(6&7)
録音 2016年9月(1〜5)
2016年2月(6&7)
CD2
1.チェロ・ソナタFP143
2.チェロとピアノのためのフランス組曲FP80
(クロード・ジェルヴェーズによる)
ヴィットリオ・チェカンティ(チェロ)(1&2)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)(1&2)
3.ピアノとオーボエとファゴットのための三重奏曲
ドメニコ・オルランド(オーボエ)
アンドレア・ズッコ(ファゴット)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)
4.ピアノと管楽のための六重奏曲FP100
クラウディア・プッチーニ(フルート)
ドメニコ・オルランド(オーボエ)
カロジェロ・パレルモ(クラリネット)
アンドレア・ズッコ(ファゴット)
ジェレミア・イエッツィホルン)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)
録音 2016年2月(1&2)
2016年4月(3&4)
CD3
1.フルート・ソナタFP164
クラウディア・プッチーニ(フルート)
2.ヴィラネルFP74(リコーダーとピアノのための)
クラウディア・プッチーニ(リコーダー)
3.オーボエ・ソナタFP185
ドメニコ・オルランド(オーボエ)
4.クラリネット・ソナタFP184
カロジェロ・パレルモ(クラリネット)
5.ホルンとピアノのためのエレジーFP168
ジェレミア・イエッツィ(ホルン)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)(1〜5)
6.2つのクラリネットのためのソナタFP7
カロジェロ・パレルモ(クラリネット)
ジャン=リュク・ヴォタノ(クラリネット)
7.クラリネットとファゴットのためのソナタFP32
カロジェロ・パレルモ(クラリネット)
アンドレア・ズッコ(ファゴット)
8.ホルンとトランペットとトロンボーンのためのソナタ
ジェレミア・イエッツィ(ホルン)
クラウディオ・クインタヴァッラ(トランペット)
ファビアーノ・フィオレンツァーニ(トロンボーン)
9.3つの無窮動FP14
クラウディア・プッチーニ(フルート)
ドメニコ・オルランド(オーボエ)
ステファノ・ラヴァ(イングリッシュ・ホルン)
カロジェロ・パレルモ(クラリネット)
アンドレア・ズッコ(ファゴット)
ジェレミア・イエッツィ(ホルン)
ドゥッチョ・チェカンティ(ヴァイオリン)
エドアルド・ロサディーニ(ヴィオラ)
ロレンツォ・コシ(チェロ)
ペトル・L・ホルヴァート(コントラバス)
マッテオ・フォッシ指揮
録音 2016年4月(1〜9)
イタリアの演奏家たちによるプーランクの室内楽全集です。ピアノ作品も含まれています。
CD1には2台または四手ピアノのための作品が収録されています。ピアニスト、プーランクの作品は楽しいです。ヴァイオリンソナタは1943年にジネット・ヌヴーの協力を得て作曲したものです。ヌヴーとプーランクのピアノで初演されています。大変魅力的な作品です。「仮面舞踏会」によるヴァイオリンとピアノのためのバガテルは短い小品です。
CD2のチェロ・ソナタはピエール・フルニエの協力を得て作曲したものです。4つの楽章で構成されています。第2楽章「カヴァティーナ」、第3楽章「バラビル」は魅力的な作品です。
チェロとピアノのためのフランス組曲は1935年に書かれた室内楽作品を1956年にチェロのために編曲したものです。7つの小品で構成されています。
ピアノとオーボエとファゴットのための三重奏曲は1926年の作品。オーボエの主題が大変美しい作品です。フランスの管楽器の魅力あふれる作品です。
ピアノと管楽のための六重奏曲は1930〜32年に書かれたプーランクの代表的な室内楽作品です。3つの楽章で構成されています。
CD3には管楽器の作品が収録されています。フルート・ソナタはランパルによって初演された20世紀を代表するフルート作品です。第1楽章の華やかな主題が印象的です。 「リコーダーとピアノのためのヴィラネル」は短い小品です。リコーダーの優しい響きが流れます。
「オーボエ・ソナタ」は1962年プーランク晩年の作品です。ピエール・ピエルロによって初演された名曲です。「クラリネット・ソナタ」も1962年の作品です。これは1963年にアメリカのベニー・グッドマンが初演しています。3つの楽章で構成されています。
ホルンとピアノのためのエレジーは1957年9月1日に自動車事故で亡くなった天才ホルン奏者デニス・ブレインを偲んで書かれました。「デニス・ブレインの想い出に」の副題があります。最初にホルン独奏でデニス・ブレインのテーマ、そして事故で車がクラッシュする音がグリッサンドで表現されます。あとは奥深い響きのホルンがエレジーを歌います。ジェレミア・イエッツィの明るい響きはこの作品の新たな魅力を教えてくれそうです。
「2つのクラリネットのためのソナタ」は3つの楽章で構成されています。プレストで始まるこの作品はキラキラの響きが魅力といえます。第2楽章「アンダンテ」は落ち着いたクラリネットの響きがきれいです。第3楽章はオクターブの響きの楽しさがあります。
「クラリネットとファゴットのためのソナタ」は3つの楽章で構成されています。ベートーヴェンが同じ編成の作品を書いていますが、プーランクの作品は明るさが魅力です。第2楽章の「ロマンス」は美しい作品です。
「ホルンとトランペットとトロンボーンのためのソナタ」は金管アンサンブルの定番のようです。3つの楽章で構成されています。トランペットとホルンの主題が印象的な作品です。
「3つの無窮動」はピアノ作品から10人の奏者のために編曲された作品です。編成が大きいので響きに厚みがあります。3つの小品で構成されています。 |
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