ヒンデミット/ホルン作品

八重奏曲/ヴィクトリア・エイセン(1983)
CD(SONY CLASSICAL SMK46250)

1.バーバー/夏の音楽Op31
2.ニールセン/管楽器のための五重奏曲Op43
3.ヒンデミット/八重奏曲(1957/8)

  スーザン・ロートルス(フルート)(1)
  エレイン・ドゥーヴェス(オーボエ)(1)
  ホアキン・ヴァルデペナース(クラリネット)(1)
  ロビン・グラハム(ホルン)(1)
  ステファニー・プルジビルスカ(ファゴット)(1)
  ポーラ・ロビソン(フルート)(2)
  ヨセフ・ターナー(オーボエ)(2)
  ラリー・コムズ(クラリネット)(2)
  ウィリアム・ウィンステッド(ファゴット)(2)
  リチャード・ソリス(ホルン)(2)
  テレサ・タニクリフ(クラリネット)(3)
  パトリシア・ロジャース(ファゴット)(3)
  ヴィクトリア・エイセン(ホルン)(3)
  トッド・フィリップス(ヴァイオリン)(3)
  ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)(3)
  トビー・ホフマン(ヴィオラ)(3)
  ジークフリード・パルム(チェロ)(3)
  ゲイル・クルヴァンド(コントラバス)(3)
   録音1981年ライヴ(1)
      1971年(2)
      1983年(3)

 マールボロ音楽祭40周年記念アルバムの1枚。バーバー、ニールセンとヒンデミットの室内楽作品が収録されています。バーバーの「夏の音楽」は木管五重奏の重要なレパートリーになっています。アメリカではスタンダードのアンサンブルなのでしょう。
 ニールセンの「管楽器のための五重奏曲」は1971年の録音で名フルート奏者ポーラ・ロビソンやシカゴの首席クラリネット奏者だったラリー・コムズの演奏で素晴らしい演奏になっています。リチャード・ソリスのホルンは目立つような演奏ではありませんが調和のとれたアンサンブルの中のホルンとして見事な響きを出しています。アメリカのホルンともいえる響きはやわらかです。
 ヒンデミットの八重奏曲はクラリネット、ファゴット、ホルンと弦楽五重奏という構成ですがヴァイオリンが2つではなくヴィオラが2つという風変わりな構成になっています。その響きの面白さは第1楽章冒頭からよくわかります。ヒンデミットがヴィオラを弾いていたことがこの構成と関係ありあそうです。初演はベルリン・フィルハーモニー八重奏団ですが、その時にヒンデミットがヴィオラを弾いて参加していました。ヴィオラにもソロを与えたかったのでしょう。各所にヴィオラが聞こえます。


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