ハイドン/ホルン協奏曲

1&2番/デイル・クレヴェンジャー(1983)



LP(TELDEC K28C−374)
CD1(TELDEC 8.42960)
CD2(TELDEC apex 0927 40825 2)
CD3(TELDEC 0630-18579-2)
LP
1.ハイドン/ホルン協奏曲第1番ニ長調
2.M・ハイドン/ホルン小協奏曲ニ長調
3.ハイドン/ホルン協奏曲第2番ニ長調
CD1&2&3
1.ハイドン/ホルン協奏曲第3(1)番ニ長調
2.ハイドン/ホルン協奏曲第4(2)番ニ長調
3.M・ハイドン/ホルン小協奏曲ニ長調

  デイル・クレヴェンジャー(ホルン)
  ヤーノシュ・ローラ指揮
   フランツ・リスト室内管弦楽団
   録音 1983年6月

 クレヴェンジャー最初のソロ協奏曲録音でした。クレヴェンジャーのハイドンはは明るく豊かな音量で見事な演奏です。リスト室内管弦楽団の伴奏もまた素晴らしい響きです。 
 ホルン協奏曲第1番の第1楽章はきれいな序奏のあとにクレヴェンジャーのきれいなホルンが歌われます。展開部のホルンも素晴らしいです。カデンツァは自作で低音から高音までの見事な演奏です。第2楽章は美しい弦楽の序奏のあとにきれいなホルンが歌われます。低音から高音まで素晴らしい演奏です。カデンツァもきれいな演奏です。第3楽章のアレグロは程よいテンポできれいな序奏です。クレヴェンジャーのホルンもきれいで見事な演奏です。カデンツァは低音から高音まで自在に吹いて華麗な演奏です。素晴らしい演奏です。  
 ホルン協奏曲第2番の第1楽章はきれいな弦楽にのって軽やかなホルンが流れます。クレヴェンジャーのホルンは見事な演奏です。カデンツァは自在に吹きまくる見事な演奏です。コーダでアドリブもあります。第2楽章も弦楽が美しい響きです。ホルンの優しい響きにもうっとりしそうです。きれいな演奏です。第3楽章は軽やかなテンポの序奏とホルンの明るい響きがきれいです。楽しそうに演奏しています。カデンツァは長くて素晴らしい演奏です。クレヴェンジャーのハイドンは素晴らしい演奏です。(なお、この第2番はミヒャエル・ハイドンの作と言われています)
  ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲(コンチェルティーノ)はバルボトゥやタックウェル、バウマンの録音に次ぐものでした。クレヴェンジャーの演奏は第1楽章のおだやかなラルゲットがとても気持ちの良い演奏です。またやわらかな響きのホルンが素晴らしいです。カデンツァは哀愁的な響きで見事な演奏です。第2楽章:アレグロ・ノン・トロッポは時折アドリブを入れながら演奏しています。タックウェルのアドリブと比べるのも面白いです。実に巧みな演奏です。カデンツァも凝っていて見事な演奏です。第3楽章:メヌエットはアドリブが面白いです。アドリブというよりもヴァリエーションになっています。コーダ部分にはホルンは入りませんがこの演奏は素晴らしい名演です。
 CD1は日本製(CDもジャケットもMade in Japan)の逆輸入盤という変わり種CDです。CD2は2001年発売のドイツWANER盤。CD3は1997年発売のドイツ盤。 


トップへ
戻る
前へ
次へ




inserted by FC2 system