モーツァルト/ホルン協奏曲全集

ヨゼ・ファロート(1988)
CD(Vivace E−568)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
 1.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
 2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
 3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
 4.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
  ヨゼ・ファロート(ホルン)
  アルベルト・リッツィオ指揮
  モーツァルト・フェスティヴァル管弦楽団
   録音 1988年?

 このモーツァルト/ホルン協奏曲全集は謎の演奏で演奏者名ヨゼ・ファロート(Joze Falout)も実在なのか本名なのかが不明です。またアルベルト・リッツィオは他人の演奏を自分の名前で売り出すことでも知られています。
 この全集は間違いなく一人のホルン奏者が吹いていますが、PILZから発売されたヨッシ・ファロート(Joschi Fallout)のホルン、クルト・レーデル指揮カメラータ・ラバチェンシスによる第1番、第3番と同一音源です。また同じくPILZから発売されたヨゼフ・ドクピル(Josef Dokpil)のホルン、ヘンリー・アドルフ指揮フィルハーモニア・スラヴォニカの第2番、第4番とも同一音源です。ちなみにLASERLIGHTから発売のベルント・ヘイザーのホルン、ヘルベルト・クラウス指揮ウィーン・モーツァルト・アンサンブルの第1番、第3番も同じ演奏です。どの演奏者名が正しいかは不明です。
 演奏は ホルン協奏曲第1番では第2楽章にカデンツァを入れています。ジェスマイアー版では大変珍しいことです。第2番はそつなくきれいな演奏、
第3番も見事な演奏です。自作の長いカデンツァもよくできています。第3楽章ではアドリブを入れていました。第4番ではオリジナルの凝ったカデンツァを披露しています。ちなみに1992年録音のヨゼフ・ドゥコピル(Josef Ducopil)のホルン、アルベルト・リッツィオ指揮モーツァルト・フェスティヴァル管弦楽団の全集は全く別の録音です。


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