モーツァルト/ホルン協奏曲全集
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CD1(L'OISEAU-LYRE 443 216−2)
CD2(L'OISEAU-LYRE POCL−1491)
CD3(DECCA UCCD−9301/3)
CD4(DECCA L'OISEAU-LYRE 476 7088)
CD1&CD2&CD4
モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
3.ロンド変ホ長調K371(ハンフリーズ編)
4.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
5.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
6.ロンド ニ長調K514(ジェスマイヤー編)
アントニー・ハルステッド(ナチュラルホルン)
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント・ミュージック室内管弦楽団
録音 1993年7月&8月
CD3
モーツァルト/管楽器のための協奏曲全集
1.クラリネット協奏曲イ長調K622
2.オーボエ協奏曲ハ長調K314
3.フルートとハープのための協奏曲ハ長調
4.アンダンテ ハ長調K315
5.ファゴット協奏曲変ロ長調K191
6.フルート協奏曲第1番ト長調K313
7.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K44
8.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
9.ロンド変ホ長調K371(ハンフリーズ編)
10.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
11.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
12.ロンド ニ長調K514(ジェスマイヤー編)
アントニー・ペイ(バセット・クラリネット)(1)
ミシェル・ビゲ(オーボエ)(2)
リーザ・ベズノシューク(フルート)(3、4&6)
フランシス・ケリー(ハープ)(3)
ダニー・ボンド(ファゴット)(5)
アントニー・ハルステッド(ナチュラルホルン)
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント・ミュージック室内管弦楽団
録音 1984年9月(1&2)
1986年9月&1987年1月(3〜6)
1993年7月&8月(7〜12)
ハルステッドの2度目の録音はホグウッドとの共演でした。ロンドK371が録音されています。
ホルン協奏曲第3番は冒頭からナチュラルホルンの太い音が響きます。ホルンの音はストップ音がきれいな素晴らしい演奏です。第1楽章の再現部では装飾音やアドリブを加えています。カデンツァは迫力があります。第2楽章のロマンツェは温かい響きのホルンできれいに歌っています。第3楽章のアレグロは素晴らしいテクニックで演奏しています。コーダの上昇音階の素早い演奏には驚きました。
ホルン協奏曲第2番はナチュラルホルンを自在に吹きこなすハルステッドの演奏が素晴らしいです。実に滑らかな演奏です。第2楽章はこれも優しい響きのホルンがきれいです。第3楽章のロンドは速いテンポでレガート気味の演奏と切れの良い演奏をうまく使う見事な演奏です。
ロンドK371はハンフリーズ復元版で演奏しています。ストップ音の絶妙な響きが聴きものです。展開部の演奏はそのハンドさばきが素晴らしいです。カデンツァは短いですが低音から高音までよく響かせています。
ホルン協奏曲第4番はホグウッドのオーケストラに厚みがあります。この中でハルステッドのナチュラルホルンが良い響きで歌っています。時にアドリブも入りますので聞き逃せません。カデンツァは短いですがよくできています。第2楽章のロマンツェは丁寧に良い響きで演奏しています。第3楽章のロンドは軽快で鮮やかなホルンが響きます。ストップ音の多いことに驚きます。コーダ前にカデンツァが入ります。
ホルン協奏曲第1番はD管に差し替えたホルンでの演奏になります。響きの違いがわかります。それでも滑らかな演奏です。第2楽章はハンフリーズの復元版による演奏です。短いカデンツァが入ります。楽しそうに演奏しています。
最後の「ロンド ニ長調K514」は通常演奏されているジェスマイヤー編曲版です。ホルン協奏曲第1番が3つの楽章で演奏されているといってよいでしょう。ハルステッドのナチュラルホルンの素晴らしい演奏です。
CD3はホグウッドのモーツァルト・アルバム、管楽器のための協奏曲全集です。アントニー・ペイの名演奏が光ります。他の曲もオリジナル楽器の魅力あふれる演奏です。CD4は2005年発売の英国盤。 |
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