R・シュトラウス/ホルン協奏曲

1番/アーノルド・ジェイコブス(テューバ)(1962)
CD(SUMMIT DCD 267)

芸術家の肖像/アーノルド・ジェイコブス
1.ブクステフーデ/ファンファーレ
2.R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調
3.モンティ/チャルダーシュ
4.クラーク/ヴェニスの謝肉祭
5.ヴォーン=ウィリアムズ/テューバ協奏曲より
6.ポッターク/練習曲第24番
7.ガブリエリ/カンツォーナとソナタ第2番
8.ボザ/金管五重奏のためのソナチネ
  アーノルド・ジェイコブス(テューバ)(1〜8)
  アドルフ・ハーセス(トランペット)(1、7&8)
ヴィンセント・チコヴィッツ(トランペット)(1、7&8)
 ウィリアム・スカーレット(トランペット)
  チャールズ・ガイヤー(トランペット)
 デイル・クレヴェンジャー(ホルン)(1&7)
 ジェイ・フリードマン(トロンボーン)(1&7)
 リチャード・オルドバーグ(ホルン)(8)
 フランク・フリサフリ(トロンボーン)(8)
 ロバート・ホーキンス指揮
  ガニソン・ミュージック・キャンプ・
       ディレクターズ・バンド(2)
  録音 1962年8月15日(2)
      1966年12月18日(8)
      他は不明

 アーノルド・ジェイコブスは1944年から1988年までシカゴ交響楽団の首席テューバ奏者をつとめました。ライナーの名演、ショルティの名演でテューバを吹いたのがジェイコブスでした。呼吸法の大家として知られます。
 このアルバムはいくつかのアンサンブルと吹奏楽伴奏のリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番がメインですが、無伴奏テューバによるモンティのチャルダーシュなど恐ろしいまでの演奏があります。大きなマウスピースの中で唇がどうなっているのでしょうか。とても鮮やかなタンギングです。
 R・シュトラウスのホルン協奏曲第1番ですが、ホルン奏者でもこれほど速いテンポで吹くことはないでしょう。全曲12分52秒の演奏は驚きです。
このアルバムにはシェエラザードのヴァイオリン・ソロをテューバで吹いた演奏も収録されています。また一部ですが幻想交響曲の怒りの日の主題、バルトークのオケコンの一部(ライナー指揮)、ペトルーシュカのテューバ・ソロ(レヴァイン指揮)ニールセンの交響曲第4番「不滅」の一部(マルティノン指揮)、そして「展覧会の絵」から「キエフの大門」の一部(「ライナー指揮)などが収録されていて、偉大な足跡を味わうことができます。


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