ブラームス/ホルン三重奏曲

ギュンター・ヘーグナー(1982)

CD1(DECCA UCCD−3533)
CD2(LONDON POCL−5048)

1.シューベルト/ピアノ五重奏曲イ長調D667「ます」
2.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
  アンドラーシュ・シフ(ピアノ)(1&2)
  ハーゲン弦楽四重奏団員(1)
  アロイス・ボッシュ(コントラバス)(1)
  ギュンター・ヘーグナー(ウィンナホルン)(2)
  エーリヒ・ビンダー(ヴァイオリン)(2)
  録音 1983年12月(1)1982年(2)

 このアルバムはアンドラーシュ・シフのピアノで録音したシューベルトとブラームスの室内楽作品です。
  シューベルトの「ます」はハーゲン弦楽四重奏団とシフの作り出す美の世界が素晴らしい。シフ29歳という若さながらシューベルトのピアノに新しい輝きを与えたかのように感じられます。5つの楽章がシンフォニーのようです。第4楽章の「ます」による主題と変奏は勢いのある変奏が聞きものです。
  ブラームスのホルン三重奏曲はヘーグナーのウィンナホルンで優雅にして力みのない演奏です。第1楽章からウィンナホルン独特の響きが流れます。第2楽章ではシフのピアノとビンダーのヴァイオリンに押され気味ですが、さすがに堂々としたホルンです。なおシフのピアノのきれいなことはシューベルト同様でここでも存在感があります。フィナーレでは3人の息のあった演奏が見事です。


トップへ
戻る
前へ
次へ




inserted by FC2 system