ナチュラルホルンの録音

モーツァルト/ホルン協奏曲全集/R・J・ケリー(1998)
CD(MUSIC MASTERS 67169−2)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
2.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
3.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
4.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
5.ホルン協奏曲変ホ長調K370b&K371
        (ロバート・レヴィン編)
6.ロンド ニ長調K514(ロバート・レヴィン編)
  R・J・ケリー(ナチュラルホルン)
  エリック・ディルナー(語り)(6)
  トーマス・クラウフォード指揮
  オールド・フェアフィールド・アカデミー
              管弦楽団
   録音 1997〜1998年

 この協奏曲はアメリカのピリオド楽器によるオーケストラで初めての録音となります。ケリーはアメリカのホルンコンクールで優勝の経験をもつホルン奏者で、フィルハーモニア・バロックの首席奏者をつとめています。
 演奏は大変素晴らしいもので、ナチュラルホルンらしからぬ響きを出しています。ローウェル・グリーアと並ぶテクニックをもっていると言えるでしょう。カデンツァも見事です。またK370bの協奏曲を初めてナチュラルホルンで録音しました。大変演奏が難しい曲ですが大変なめらかに吹いています。
 6のロンドはモーツァルトがロイトゲープの譜面に書き残したコメントを読み上げていますが、ロイトゲープが苦労して演奏しているかのように演奏するケリーのホルンが面白いです。


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