サン=サーンス/ホルン作品

ロマンスOp36&Op67/ダニエル・ブルグ(1982)
LP(REM 10924)

ホルンとピアノのための音楽
1.グノー/ピストン・ホルンのための
        6つのメロディー
2.デュカス/ヴィラネル
3.サン=サーンス/ロマンスOp36
4.サン=サーンス/ロマンスOp67
  ダニエル・ブルグ(ホルン)
  アニー・ダルコ(ピアノ)
  録音 1982年10月

 ダニエル・ブルグがパリ国立歌劇場の首席だった当時の録音です。グノーのピストン・ホルンのための6つのメロディーは第1曲「ラルゲット」、第2曲「アンダンティーノ」、第3曲「アンダンテ」、第4曲「ラルゲット」、第5曲「アンダンテ・カンタービレ、第6曲「アンダンテ・ソステヌート」からなる組曲ですが、すべて穏やかなテンポの穏やかなメロディーが流れます。ブルグのホルンはほとんどビヴラートをかけていませんのでフランスのホルンというイメージではありませんがきれいな演奏です。
 「ヴィラネル」は派手さのないおとなしい演奏という印象を受けますが、伴奏のダルコのきらめくピアノは素晴らしいです。サン=サーンスの2つのロマンスは穏やかな雰囲気の演奏がこのロマンスの演奏としてはぴったりといえそうです。
 ダニエル・ブルグのホルンは90年以後の演奏とは少し響きの違いがありますが、グノーは全6曲の演奏が少ないので貴重です。1985年にタックウェルが全曲、ダムが2曲録音しています。


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