R・シュトラウス/ホルン協奏曲

1番/安保 国重(テューバ)(1994)
CD(Wind Music QV1925)

安保 国重テューバ・リサイタル
1.ボザ/アレグロとフィナーレ
2.R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調
3.ロイカー/3本のテューバのための
          10インベンション
4.ライヒャ/6つのトリオ
5.モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調K407
   安保 国重(テューバ)(1〜5)
   安保こづゑ(ピアノ)(1&2)
   堤  拓幸(テューバ)(3&4)
   山岸 明彦 (テューバ)(3&4)
   阿部 靖(ヴァイオリン)(5)
   生沼 誠司(ヴィオラ)(5)
   武田 信夫(ヴィオラ)(5)
   矢島 憲雄(チェロ)(5)
   録音 1994年4月8日(1&2)
       1996年6月15日(3&4)
       1984年10月5日(5)

  このアルバムはホルンではなくバス・テューバによる演奏です。安保国重は1950年生まれ、国立ケルン音楽大学でテューバをハイムスに師事、室内楽をエーリヒ・ペンツェルに師事、金管アンサンブルをスティーブスに師事していました。ここでホルンのペンツェル先生に学んだことがホルンの曲をテューバで吹くきっかけになったと思われます。
 R・シュトラウスのホルン協奏曲第1番はテューバでよく吹かれており、オーディションにも使われるようです。録音がほかにもいくつかあります。演奏は大型の低音楽器だけに迫力がありそうですが、意外や穏やかなやわらかい響きの音で優しいおじさんの音楽になっています。
 ライヒャのトリオはペンツェル先生に勧められたそうで、3本のホルンのための曲を、3本のテューバで演奏しています、楽しそうに吹いています。なかなか面白い趣向です。
 モーツァルトのホルン五重奏曲をテューバで吹くというのは冒険と思いますが、案外聞けるものです。音量的には弦とのバランスが難しいでしょう。演奏は見事です。


トップへ
戻る
前へ
次へ




inserted by FC2 system