ミヒャエル・ハイドンのホルン作品

ホルン協奏曲/アントニー・ハルステッド(1989)
CD(Nimbus NI 5190)

ハイドン&ミヒャエル・ハイドン/作品集
1.ハイドン/ホルン協奏曲第1番ニ長調
2.ミヒャエル・ハイドン/ホルン協奏曲ニ長調
3.ハイドン/交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」
 アントニー・ハルステッド(ナチュラル・ホルン)(1&2)
 ロイ・グッドマン指揮ザ・ハノーヴァー・バンド
  録音 1989年1月3〜5日

 ナチュラル・ホルンによるハイドンの協奏曲はティモシー・ブラウンにつづく録音でした。ハルステッドはナチュラル・ホルンを自在に吹きこなし、テンポが速く驚きます。ティモシーが遅めのテンポだったのに対し、まるでモダンホルンのようです。カデンツァも素晴らしく、驚きのハイドンです。
 ミヒャエル・ハイドンは唯一のナチュラル・ホルンです。穏やかな第1楽章のあとに速いテンポの第2楽章がきますが、まるでタックウェルが吹いているかのような演奏です。しかも即興を加えながら吹きまくり、これがナチュラル・ホルンかと思うほどの見事な演奏です。第3楽章:メヌエットの即興は大変聞きものです。他では聞かれないもので、メロディーがすっかり変わっています。
 3曲目の「ホルン信号」4本のホルンが活躍しますが、ここにはハルステッドは参加していません。名手アンドリュー・クラークが参加しています。見事な演奏です。


トップへ
戻る
前へ
次へ




inserted by FC2 system