シューマン/コンツェルトシュテュック

ロジャー・モンゴメリー、スーザン・デント、他(1997)

CD1(ARCHIV 457 591−2)
CD2(ARCHIV 474 551−2)
CD1
シューマン/交響曲全集、管弦楽作品集
1.交響曲ト短調「ツィヴィカウ」
2.交響曲第1番変ロ長調Op38「春」
3.序曲、スケルツォとフィナーレOp52
4.交響曲第4番ニ短調(1841年原典版)
5.交響曲第2番ハ長調Op61
6.4つのホルンのための
   コンツェルトシュテュックヘ長調Op86
7.交響曲第3番変ホ長調Op97「ライン」
8.交響曲第4番ニ短調Op120
   ロジャー・モンゴメリー(ホルン)(6)
   ギャヴィン・エドワーズ(ホルン)(6)
   スーザン・デント(ホルン)(6)
   ロベルト・マスケル(ホルン)(6)
   ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
 オルケストル・レヴォリューショナーレ・
          エ・ロマンティック
    録音 1997年5月&10月
CD2
シューマン/交響曲&協奏曲集
1.交響曲第1番変ロ長調Op38「春」
2.交響曲第4番ニ短調Op120
3.4つのホルンのための
   コンツェルトシュテュックヘ長調Op86

  ロジャー・モンゴメリー(ホルン)(3)
  ギャヴィン・エドワーズ(ホルン)(3)
  スーザン・デント(ホルン)(3)
  ロベルト・マスケル(ホルン)(3)
  ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
   オルケストル・レヴォリューショナーレ・
          エ・ロマンティック
  録音 1997年5月&10月

 これは古楽器によるシューマンの交響曲全集です。この全集には未完のツィヴィカウ交響曲が2楽章まで収録されていますし、第4番が1841年のオリジナルと1851年の改訂版の2種類が収録されています。
 4本のホルンのためのコンツェルトシュテュックは1849年作曲当時にできたてのバルブホルン(F管)をソロ楽器にした作品でした。ここでもF管シングルの古いホルンを吹いています。バリバリの音が出ていました。演奏は見事です。ウィンナホルンで演奏したような音ですが、モンゴメリーらのホルンは息もぴったりで素晴らしい演奏です。今でこそ多くの録音がありますが当時はとても演奏は困難だったと思われます。第3楽章に出てくるハイトーンはF管では難所ですから現在ではダブルホルンかディスカントホルンを使います。モンゴメリーは見事に吹いていて素晴らしい演奏です。


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