ブリテンのホルン作品

夜想曲/アントニー・ハルステッド(1988)

CD1(Virgin classics 7243 561978 2)
CD2(Virgin classics 0946 349923 2)

CD1 
1.ブリテン/イリュミナシオンOp18
2.  〃  /セレナードOp31
3.  〃   /夜想曲Op60
  マーティン・ヒル(テノール)(1〜3)
  フランク・ロイド(ホルン)(2)
  アントニー・ハルステッド(ホルン)(3)    
  リチャード・ヒコックス指揮
    シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
   録音 1988年5月9〜11日
CD2
1.ブリテン/セレナードOp31
2.  〃  /夜想曲Op60
3.  〃  /イルュミナシオンOp18
4.  〃  /歌劇「ノアの洪水」Op59
  マーティン・ヒル(テノール)(1〜3)
  フランク・ロイド(ホルン)(1)
  アントニー・ハルステッド(ホルン)(2)
  リチャード・パスコ(神の声)(4)
  ドナルド・マックスウェル(ノア)(4)
  リンダ・オーミストン(ノア夫人)(4)他
  コール弦楽四重奏団(4)
  チャルズ・フルブリック(ティンパニ)(4)他
 ジョン・アレー&イアン・ワトソン(ピアノ連弾)(4)
  アラン・ハーウッド(オルガン)(4)
  リチャード・ヒコックス指揮
    シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア(1〜3)
    スクール管弦楽団(4)
   録音 1988年5月9〜11日(1〜3)
       1989年9月16&17日(4)

 CD1はテノールのための声楽作品3曲のアルバムです。「イリュミナシオン」はマーティン・ヒルのテノールとヒコックスの引き出す弦楽の響きがきれいです。
  「セレナード」はフランク・ロイドのホルンがオーガスティン教会に美しく響いています。透明で美しい音はタックウェルやブレインのようにイギリスの伝統的な音色を聞かせています。やや遅めのプロローグは朗々とホルンで歌っています。ヒコックスの指揮も素晴らしいです。ノクターンの美しさは絶品です。賛歌ではその歯切れ良いタンギングはブレインのようです。このセレナードは名演奏の1枚として記憶に残しておきたいものです。
  夜想曲ではホルンをハルステッドが吹いています。落ち着いた深い響きのホルンです。
 CD2には「ノアの洪水」が収録されています。このオペラを聴いたあとでセレナードを聴けば心が洗われます。 「ノアの洪水」は47分ほどの大曲です。楽しい場面や嵐の場面など聴き所は多いです。楽器の使い方が独特でブリテンの世界が広がります。


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