ブリテンのホルン作品

歌劇「カーリュー・リヴァー」/ニコラス・コルス(1993)
CD(KOCH SCHWANN 3-1397-2)

ブリテン/歌劇「カーリュー・リヴァー」Op71
 マシュー・ハーグリーヴス(バス)(修道院長)
 グィン・フーゲ・ジョーンズ(バリトン)(渡し守)
 マーク・エヴァンス(バリトン)(旅人)
 マーク・ミルホーファー(テノール)(狂女)
 フーゴ・ティッチアティ(ボーイソプラノ)(幽霊の声)
 ゾフィー・ジョンソン(フルート&ピッコロ)
 ニコラス・コルス(ホルン)
 マノン・モリス(ハープ)
 オーランド・ジョプリン(オルガン)
 デイヴィッド・アングス指揮
 ギルドホール室内アンサンブル&男声合唱団
 録音 1993年2月25日セント・ギレス教会

ブリテンの歌劇「カーリュー・リヴァー」は教会寓話三部作の第1作です。男声のみのソリストと合唱、オーケストラ・アンサンブルはヴィオラ、フルート(ピッコロ持ち替え)、コントラバス、ホルン、ハープ、パーカッション、オルガンの7名という異色の組み合わせです。題材が日本の能「隅田川」というのも異色です。
 ホルンは渡し守の歌唱のときに伴奏として使われています。ホルン・ソロの主題は渡し守の主題ですので全曲にわたって同じ音形が響いてきます。ブリテンらしいホルンの扱いが特徴的です。オペラでありながら女声が全く聞こえませんのでホルンを含む声楽作品として聴くことができます。ホルン・ファンには十分楽しめるでしょう。


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