ブラームス/ホルン三重奏曲
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CD(ORF CD−69)
アンサンブル・コントラスツ・ウィーン・ライヴ
1.バルトーク/コントラスツ
〜ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための
2.ピルヒナー/ファゴットを使って
〜ファゴット独奏のための
3.グリンカ/悲愴三重奏曲
〜クラリネット、ファゴットとピアノのための
4.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
アンサンブル・コントラスツ・ウィーン
モレート・マックラン(ヴァイオリン)(1&4)
ゲラルド・パッヒンガー(クラリネット)(1&3)
リヒャルト・ガラー(ファゴット)(2&3)
エリック・クシュナー(ホルン)(4)
ジェームズ・ヴォーン(ピアノ)(1、3&4)
録音 1995年12月9日ライヴ
アンサンブル・コントラスツ・ウィーンのメンバーはウィーンのオーケストラ等で活動しています。出身はアイルランド、アメリカとオーストリアです。
バルトークの「コントラスツ」はアメリカのベニー・グッドマンの委嘱作品でヨーゼフ・シゲティとベニー・グッドマンによって初演されています。それだけにクラリネットの縦横に活躍する曲になっています。
ピルヒナーの「ファゴットを使って」はファゴット・ソロのための作品で1989年にミラン・トゥルコヴィチによって初演されています。7つの小品からできており、二重奏法など高度な技法を要求される難曲です。リヒャルト・ガラーの名演は絶賛したいです。
グリンカの悲愴三重奏曲はウラッハの演奏でも知られる名曲です。クラリネット、ファゴットとピアノのための作品で珍しい組み合わせといえますが、チェロの代わりにファゴットを使ったバランスの良い組み合わせでしょう。パッヒンガーのクラリネットの甘い音、ピアノのきらめきが素晴らしい。
最後のブラームスはアメリカ出身のホルン奏者エリック・クシュナーがホルンを吹いています。クシュナーはミヒャエル・ヘルツェルに師事した後、1986年からウィーン交響楽団のホルン奏者をつとめています。ホルン三重奏曲はほの暗い響きで安定した演奏です。第2楽章は力みのないきれいなホルンで良いアンサンブルになっています。第3、第4楽章も見事な演奏です。 |
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