ボザのホルン作品

4本のホルンの為の組曲/東京ホルン クワルテット(1993)
CD(FIREBIRD KICC116) 

1.ボブ佐久間/ホルン四重奏曲「アテンプト」
2.チェレプニン/6つの小品
3.ボザ/4本のホルンの為の組曲
4.バルボトゥー/四重奏曲第1番
5.  〃    /遊 戯
6.クーツィール/5つのミニアチュール

  東京ホルン クワルテット
  樋口哲生(N響首席)
  丸山 勉(読響首席(当時))
  山岸 博(読響首席)
  吉永雅人(新日本フィル首席)
  録音 1993年8月25&26日
       横浜・フィリア・ホール  

 このアルバムが出たときは驚きました。日本にもとんでもない達人がいるんだなと感心しきりでした。私のコレクションでこのCDと隣り合わせに並んでいるのはベルリン・フィル・ホルン・カルテットの92年ライヴです。愛聴盤の1枚でもあります。なお、東京ホルンクワルテットは1991年に結成された日本で初めてのカルテットです。
 ボブ佐久間の作品はこのカルテットの委嘱作品です。ジャケットにスコアが印刷されていますので、追いかけてみますと、その難しさがわかります。
 チェレプニンの作品はよく知られています。特に3曲目の「狩り」は楽しそうです。これはレニングラードのホルンアンサンブルの演奏が見事でしたが、この東京の4人は迫力満点の「狩り」を聞かせています。
 バルボトゥはアルジェ生まれのフランスのホルン奏者ですが、作曲も多く、この2曲は1970年の作品でした。レパートリーの少ないこの分野では貴重な作品です。
 他のボザ、クーツィールの作品もこの4人は何の苦もなく演奏してるかのように聞こえるところが凄いです。


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