ブラームス/ホルン三重奏曲

ブライス・アンドラス(1997)
CD(ACA 番号なし) 

ブラームス/室内楽作品集
1.ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
2.クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調
3.ハンガリー舞曲第5番嬰ヘ短調
4.ハンガリー舞曲第6番ニ長調

  アトランタ・エモリー室内音楽協会
  ブライス・アンドラス(ホルン)(1)
  ローラ・アーダン(クラリネット)(2)
  ジュン・チン・リン(ヴァイオリン)(1)
  ケイコ・ランサム(ピアノ)(1〜4)
  ウィリアム・ランサム(ピアノ)(3&4)
  録音 1997年

 アメリカのアトランタ・エモリー室内音楽協会の演奏によるブラームスの室内楽作品です。
 ホルン三重奏曲はブライス・アンドラスのホルンの演奏でアメリカ風の明るい響きのホルンはジョン・バローズを彷彿させます。ヴァイオリンとピアノの息もぴったりの演奏です。第1楽章の朗々と響くホルンはブラームスのこの作品によく合います。第2楽章はスケルツォ、ヴァイオリン、ホルンとピアノが軽快な演奏を聴かせてくれます。第3楽章のアダージョ・メストは哀愁的な主題をホルンとヴァイオリンが歌います。ここでは美しい響きが流れます。第4楽章のアレグロ・コン・ブリオは軽快なテンポで楽しそうな雰囲気の演奏です。アンドラスのホルンは明るく巧みな演奏でこの作品を楽しく聴かせてくれます。
 クラリネット・ソナタ第2番はローラ・アーダンのクラリネットによる演奏です。3つの楽章で構成されています。ローラのクラリネットはやわらかで甘い響きが素晴らしい演奏です。ブラームス晩年の作品でヴィオラ・ソナタとしても演奏されますがクラリネットで聴くのが一番かなと思います。それだけ素晴らしい演奏です。
 ハンガリー舞曲第5番はピアノ連弾による演奏です。オーケストラではト短調で演奏されますが、原曲は嬰ヘ短調です。ピアノで聴くのも良いものです。
 ハンガリー舞曲第6番もピアノ連弾による演奏です。テンポの変化が特徴的な6番ですがピアノで聴くのも楽しいものです。


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