サン=サーンス/ホルン作品

ロマンスOp36、アヴェ・マリア/ローラント・ホルヴァート(2000)
CD(ARICORD CDA-18706)

ホルンとオルガンための音楽
1.ヘンデル/ラルゴ(歌劇「セルセ」より)
2.J・S・バッハ/前奏曲とフーガ イ短調BWV559
3.   〃 〜グノー/アヴェ・マリア
4.ハイドン/音楽時計の音楽(1792)から5曲
5.モーツァルト/M・ハイドン/ロマンス
6.モーツァルト/アンダンテ ヘ長調K616
7.シューベルト/アヴェ・マリア
8.サン=サーンス/ロマンス ヘ長調Op36
9.ブラームス/コラール前奏曲
  「おお愛する魂よ、汝を飾れ」Op122-5
10.サン=サーンス/アヴェ・マリア
11.ラインベルガー/トリオ ト短調Op49-1
12.J・シュトラウスU/ロマンス第2番
13.ペーテルス/トッカータ「アヴェ・マリス・ステラ」
14.ケッペルホーファー/ロマンス ロ長調Op42
15.レーガー/コラール前奏曲Op79b-2
16.  〃 /ロマンス変ト長調
17.フランツ・シュミット/ハレルヤ前奏曲

   ローラント・ホルヴァート(ウィンナホルン)(エンゲル)
      (1、3、5、7、8、10、12、14&16)
  マルギット・フッシ(オルガン)(1〜17) 
   録音 2000年代

 ローラント・ホルヴァートによるホルンとオルガンのための音楽です。
  ヘンデルの「ラルゴ」は「オンブラ・マイ・フ」としてよく歌われます。オルガンの伴奏でホルンが歌うのはとてもきれいなものです。
  バッハの「前奏曲とフーガBWV559」はオルガン曲、グノーのアヴェマリアはバッハの平均率クラヴィア曲集第1巻の第1番のプレリュードにメロディをつけたものです。ヴァイオリンで演奏されることが多いですが、ホルンで聴くのもまた穏やかな響きがなんともいえません。
  ハイドンの「音楽時計の音楽」はオルガン曲で1792年の作品から5曲が演奏されています。ミヒャエル・ハイドンの「ロマンス」は弦楽四重奏の伴奏でホルンが歌いますが、ここではオルガンの伴奏で歌われています。原曲はモーツァルトのホルン協奏曲第3番の第2楽章「ロマンス」です。
  モーツァルトの「アンダンテ ヘ長調K616」はオルガン作品です。シューベルトの「アヴェ・マリア」は「エレンの歌」第3番でヴァイオリンでたびたび演奏されますがホルンもいいものです。ホルヴァートは弦楽四重奏版でも録音しています。
  サン=サーンスの「ロマンス ヘ長調Op36」はピアノ版が多いですが、ここではオルガン伴奏で演奏しています。ホルヴァートはハープ伴奏や弦楽四重奏版でも録音しています。
  ブラームスの「コラール前奏曲」はオルガン作品です。サン=サーンスの「アヴェ・マリア」は合唱曲ですが、ホルンで演奏しています。穏やかな曲です。
  ラインベルガーの「トリオ ト短調」はオルガン作品です。J・シュトラウスU世の「ロマンス第2番」は原曲がチェロの作品です。ピアノ版で演奏されますがここではオルガンの伴奏で鴛鴦されています。甘い音色のホルンが素晴らしい。
  フロール・ペーテルスのオルガン作品、トッカータ「アヴェ・マリス・ステラ」はトッカータ、フーガと賛歌「アヴェ・マリス・ステラ」Op28の第1曲トッカータです。
  ルートヴィヒ・ケッペルホーファーの「ロマンス」は珍しい作品で、ホルンがきれいな小品です。レーガーはオルガン作品をたくさん作曲しています。コラール前奏曲Op79b-2は「13のコラール前奏曲Op79b」の第2曲です。
  レーガーの「ロマンス変ト長調」はというのは多分クラリネットとピアノのためのロマンス ト長調が原曲と思われます。これをホルンで演奏していますが、ホルヴァートは弦楽三重奏版でも録音しています。
  フランツ・シュミットの「ハレルヤ前奏曲」は荘重なオルガン作品です。最後を飾るに相応しい素晴らしい響きが聞かれます。


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