ヒンデミット/ホルン作品
ホルン・ソナタ集/ドリス・へーレールト(1996) |
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CD(Vox Temporis CD92 024)
ヒンデミット/金管楽器のソナタ集
1.トランペット・ソナタ変ロ調(1939)
2.ホルン・ソナタ ヘ調(1939)
3.トロンボーン・ソナタ(1941)
4.アルトホルン・ソナタ変ホ調(1943)
5.テューバ・ソナタ(1955)
アラン・デ・ルッデル(トランペット)(1)
ドリス・へーレールト(ホルン)(2&4)
ベン・ヘムホーツ(トロンボーン)
ギー・オーデネールト(テューバ)
ヘールト・カレールト(ピアノ)
録音 1996年9月(1〜4)
1992年3月(5)
このアルバムはベルギーの演奏家たちによるヒンデミットの金管楽器のためのソナタ集です。
ルッデルのトランペットは申し分ない完璧な演奏で、強弱の絶妙なこと、きれな音色が聴きものです。
ドリス・へーレールトはフランダース歌劇場やニュー・ベルギー室内管のソリストで、エーリヒ・ペンツェルやルーク・ベルジュに教えを受けています。ホルン・ソナタはその音色がかつてのフランス風のホルンを思わせる明るさがあります。重い音ではなく芯のある音です。滑らかな演奏は新たな魅力を感じます。第1楽章、第3楽章の豊かな響きは素晴らしいものです。アルト・ホルン・ソナタはホルン(アレキサンダー103)で吹いています。こちらも安定した音色で申し分ないものです。なお第4楽章冒頭に「ポストホルン」と題した対話が挿入されています。
トロンボーン・ソナタは1941年の作品で3つの楽章からできています。ヒンデミットのピアノは個性がありますがトロンボーンを支えるだけでなく存在感のあるものです。ヘムホーツのトロンボーンは見事な演奏です。
テューバ・ソナタは戦後の1955年の作品です。戦時中の作品と比べると明るさと勢いがあります。やはり時代背景が音楽にも感じられます。オーデネールトのテューバは魅力的な響きがあります。カレールトのピアノと共に聞き惚れてしまいます。 |
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