ブリテンのホルン作品

セレナード/ジェームズ・サマーヴィル(1996)
CD(CBC SMCD 5187)

ブリテン/声楽と弦楽のための作品集
1.セレナードOp31〜テノール、ホルンと弦楽
2.イリュミナシオンOp18〜ソプラノと弦楽
3.夜想曲Op60〜テノールと管弦楽

  ジェームズ・サマーヴィル(ホルン)(1)
  ベンジャミン・バターフィールド(テノール)(1&3)
  アンリエッテ・シェレンベルグ(ソプラノ)(2)
  リチャード・ターナー(ハープ)(3)
  ローレンス・ヴァイン(ホルン)(3)
  コニー・ギトリン(クラリネット)(3)他
  サイモン・ストリートフィールド指揮
    マニトヴァ室内管弦楽団
   録音 1996年3月4&5日 
       1997年4月24&30日

 サマーヴィル(ソンメルヴィユ)のブリテンはカナダ放送の録音です。セレナードのプロローグでは自然倍音をたっぷりと聞かせており、気持ちよい演奏です。パストラール、ノクターンと抜群の歯切れよさ、鮮やかなタンギングです。フランス系でありながらイギリス系のようなホルンです。賛歌のうまさもさすがです。テノールのバターフィールドも素晴らしい歌唱です。
 イリュミナシオンはソプラノの歌唱です。明るく美しいソプラノと弦楽アンサンブルの美しさが絶妙です。
 ノクターン(夜想曲)ではホルンのソロをローレンス・ヴァインが吹いています。テノールがのびやかに歌っており、続く第5曲のティンパニの響きが印象に残ります。


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