グリエールのホルン作品

ホルン協奏曲/エリーズ・エルカルプ(2006)
CD(talent DOM 2829 96)

1.グリエール/チェロ協奏曲Op81
2.  〃   /ホルン協奏曲変ロ長調Op81
  キリーネ・ヴィエルゼン(チェロ)(1)
  エリーズ・エルカルプ(ホルン)(2)
  マルク・スーストロ指揮
  ロイヤル・フレミッシュ・フィルハーモニー
   録音 2006年6月
   アントワープ/ローマ・ホール

 ベルギーのオーケストラによるグリエールです。ソリストはどちらも若い女性です。エルカルプはクラリネットからホルンに転向したのが19歳といいますので異色のホルン奏者といえましょう。
 1997年20歳でストラスブール音楽院でケヴィン・クリアリーにホルンを学び、その後フライブルク音楽大学でブルーノ・シュナイダーに師事、そしてバウマン、ミュラー、ヘルツェルについて研鑚をかさね、2004年のジュネーヴ国際コンクールでは3位入賞という逸材です。
 グリエールのホルン協奏曲は難曲中の難曲ですが女性ではノイネッカー以来の録音です。演奏は実に流麗で非の打ち所のないものです。自作のカデンツァが素晴らしく大変見事です。
 チェロ協奏曲は録音の少ない曲ですがこの演奏では40分かかるほどの大曲です。貴重な録音です。


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