シュティヒのホルン作品

ホルンとギターのためのソナタ／ダニエル・ブルグ（２００３）

ＣＤ（MANDALA　ＭＡＮ５０８３
　 harmonia mundi ＨＭＣＤ　８０）

ホルンとギターのための二重奏曲集
１．ロッシーニ／前奏曲、主題と変奏ヘ長調
２．プント（シュティヒ）／ホルンとギターの
　　　　　　　　　　　　　　ためのソナタ
３．カルッリ／２つのギターのための二重奏曲Ｏｐ３４
４．　〃　　／モーツァルトの「フィガロの結婚」から
　　　　　　　　　　　３つのアリア
５．コレット／デュオ・コンチェルタンテＯｐ１－５
６．　〃　　／デュオ・コンチェルタンテＯｐ２－７
７．ソル／メヌエットＯｐ２４－１
８．　〃／メヌエットＯｐ３４
９．　〃／５つのセギディーリャ
10．ヴァレロ・カステルス／ロドリーゴの主題
　　　　　　　　　　　　　　　　　による変奏曲
11．シャロン／青い霧
　　ダニエル・ブルグ（ホルン）
　　　　　　　　（１、２、４～６、９～１１）
　　ベルトラン・カゼ（ギター）（１～１１）
　　イザベル・コメット（ギター）（３）
　　録音　２００３年

　大変珍しいホルンとギターのためのアルバムです。明るいホルンとギターがミスマッチのような気がしますが、ダニエル・ブルグのホルンがそれを忘れさせてくれましょう。
　ロッシーニの名曲「前奏曲、主題と変奏」はピアノ伴奏が一般的ですがギター伴奏のヴァージョンの他にハープ・ヴァージョンと管弦楽ヴァージョンがあるそうです。これもまたホルンを聴く楽しみです。変奏曲が聞きものでしょう。
　ジョヴァンニ・プントのデュオはソナタの中の１曲、カルッリの３つのアリアは「フィガロの結婚」からのもので「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」などが歌われます。
　ヴァレロ・カステルスの「ロドリーゴの主題による変奏曲」はロドリーゴとダニエル・ブルグの思い出に作曲されたもので、主題は交響詩「青い百合のために」からとられています。
　シャロンの小品「青い霧」は大変ロマンティックな作品です。このアルバムはとても癒されることでしょう。