ブラームス/ホルン三重奏曲

ウィリアム・バーネウィッツ(2000)
CD(SUMMIT DCD288)

ホルンのための室内楽集
1.ドニゼッティ/不吉な愛
2.モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調K407
3.ベルリオーズ/若いブルターニュ人の牧童
4.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40

   ジェニファー・ラーソン(ソプラノ)(1&3)
   ウィリアム・バーネウィッツ(ホルン)(1〜4)
   アンドリュー・シル(ピアノ)(1&3)
   サマンサ・ジョージ(ヴァイオリン)(2)
   ルウィス・ロソヴ(ヴィオラ)(2)  
   ヴァージニア・バーロン(ヴィオラ)(2)
   キム・ショールズ(チェロ)(2)
   フランク・アルモンド(ヴァイオリン)(4)
   ウィリアム・ウォルフラム(ピアノ)(4)
   録音 2000年4月&5月

 アメリカのミルウォーキー交響楽団の首席ホルン奏者、ウィリアム・バーネウィッツのアルバムです。モーツァルトのホルン五重奏曲とブラームスのホルン三重奏曲の2曲とソプラノの伴奏をする2つの名曲を録音しました。ドニゼッティの「不吉な愛」は序奏のホルン・オブリガートが大変美しい曲です。バーネウィッツはオペラ・アリアのように歌っています。
 モーツァルトの五重奏曲はあまい響きのホルンがホール一杯に響きます。強弱にメリハリをつけた素晴らしい演奏です。ベルリオーズの「若いブルターニュ人の牧童」は歌曲集「荒野の花」Op13の第4曲です。ホルンは目だぢませんがバーネウィッツの美しいホルンが響きます。
 ブラームスのホルン三重奏曲は明るくやわらかなホルンが大変美しく、ブラームスのこの名曲の印象が少し違って聞こえます。アダージョの美しさはなんともいえません。スケルツォとフィナーレの速いテンポの演奏でも安定した音色で完璧です。かつて聞いた中でもこれほどきれいなブラームスはほとんどないでしょう。ヴァイオリンとピアノの演奏も素晴らしく、アルバムの最後を飾る名演奏です。


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