ロゼッティ/ホルン協奏曲

2本のホルンの為の協奏曲変ホ長調/ゾラ&ブラニミル・スローカー(2008〜10)
CD(MARCOPHON CD 7066)

1.ロゼッティ/2本のホルンの為の
    協奏曲変ホ長調C58(オリヴァー編)
2.ギルマン/交響的小品(モルティマー編)
3.モーツァルト/ホルン協奏曲第4番変ホ長調
4.モンティ/チャールダッシュ(レイフト編)
5.フランチェスキーニ/ホルン、トロンボーンと
    管弦楽の為のソナタ(アンドリュース編)
  ゾラ・スローカー(ホルン)(1、3&5)
  ブラニミル・スローカー(トロンボーン)(1、2、4&5)
  マーク・レイフト指揮
   フィルハーモニック・ウィンド・オーケストラ
   録音 2008〜2010年頃

スローカー父娘のアルバムです。前作はオーケストラ伴奏でしたが、このアルバムはウィンド・オーケストラ(吹奏楽)伴奏です。ヴァイオリンのパートはクラリネットで演奏されています。
 ロゼッティの協奏曲は2本のホルンの為の作品を、ホルンとトロンボーンの為にオリヴァーが編曲したものです。原曲はホ長調です。ギルマンの交響的小品はトロンボーンの重要なレパートリーで6分ほどの小品です。大変きれいな曲です。
 ゾラ・スローカー唯一のソロはモーツァルトのホルン協奏曲第4番です。吹奏楽版(モルティマー編曲)は重い響きですがホルンの明るい響きがきれいです。長いカデンツァの演奏がききものです。第3楽章ロンドではレガートのきれいな演奏を聞かせてくれます。終結前に短いカデンツァが挿入されています。
 モンティのチャールダッシュをトロンボーンで吹くのは難しいと思われますがブラニミル・スローカーの腕前は凄いです。鮮やかなタンギングは聞きもの。最後のフランチェスキーニの作品の原曲は2つのトランペットのためのソナタのようです。前作のアルバムでも録音していました。4つの短い楽章からできています。17世紀バロックの響きが聴かれます。


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