L・モーツァルトのホルン作品

カルステン・キャレイ・ダフィン/2つのホルンのための協奏曲
CD(OEHMS CLASSICS OC1844)

レオポルド・モーツァルトの作品集
1.トランペット、トロンボーンと管弦楽のための
    セレナード ニ長調
2.2つのホルンのための協奏曲変ホ長調
3.交響曲ト長調「新ランバッハ」

  アリョーシャ・ツィーロウ(トランペット)(1)
  ファブリース・ミッリシャー(トロンボーン)(1)
  カルステン・キャレイ・ダフィン(ホルン)(2)
  フィリップ・レメル(ホルン)(2)
  ラインハルト・ゲーベル指揮
  バイエルン室内フィルハーモニー
  録音 2015年5月26〜29日
  ミュンヘン バイエルン放送 第1スタジオ

 ラインハルト・ゲーベルによるレオポルド・モーツァルトの作品集です。 
 トランペット、トロンボーンと管弦楽のためのセレナード ニ長調は9つの楽章で構成されています。この作品の第4楽章と第5楽章がレオポルド・モーツァルトのトランペット協奏曲として知られているものです。そして第6楽章から第8楽章の3つの楽章がレオポルド・モーツァルトのトロンボーン協奏曲として演奏されています。締めの第9楽章はプレストでにぎやかに終わります。
 2つのホルンのための協奏曲変ホ長調はダフィンとレメルの2人のデュオによる演奏です。第1楽章は高音域がかなり使われています。当時使われたナチュラルホルンは倍音を駆使して演奏しましたので多くなります。第2楽章は2つのホルンの和音が大変きれいに響きます。第3楽章は軽快な狩りのロンドです。ドイツの演奏家によるホルンの響きはまた素晴らしいものです。
 交響曲ト長調「新ランバッハ」はアマデウス・モーツァルトの作品ともいわれたのですが、その後の研究で父レオポルドの作品とわかりました。第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アンダンテ・ウン・ポコ・アレグレット」第3楽章「メヌエット」、第4楽章「アレグロ」の4つの楽章で構成されています。


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