ブラームス/ホルン三重奏曲

ジェームズ・スタリアーノ(1966)

CD(RCA SONY Classical 19439946802-4)

CD4
1.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
2.シューベルト/弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D471

 クロード・フランク(ピアノ)(1)
 ジョゼフ・シルヴァースタイン(ヴァイオリン)(1&2)
 ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)(1)
 バートン・ファイン(ヴィオラ)(2)
 ジュール・エスキン(チェロ)(2)
 録音 1966年10月17日(1)
     1966年12月22日(2)
     ボストン、シンフォニーホール

 ボストン交響楽団室内アンサンブルによる演奏です。10枚組のCD4になります。
 ブラームスのホルン三重奏曲はスタリアーノの2回目の録音です。今回はシルヴァースタインのヴァイオリンとクロード・フランクのピアノによる演奏です。第1楽章はスタリアーノのやわらかな音色のホルンがたいへんきれいに響きます。フランクのピアノ、シルヴァースタインのヴァイオリンとよいアンサンブルです。この演奏はホルンの優しい響きが聴きどころです。スタリアーノのホルンはいうことありません。第2楽章のスケルツォはピアノ、ヴァイオリンとホルンが良い響きでぐいぐい進みます。ここではホルンが良い響きです。そしてピアノとヴァイオリンも良い響きを出しています。トリオも優雅な響きで素晴らしい演奏です。第3楽章のアダージョ・メストは哀愁的な主題をヴァイオリンとホルンが奏でます。ここではシルヴァースタインのヴァイオリンとフランクのピアノが良い響きを出しています。スタリアーノのホルンは抜群の安定感があり素晴らしい演奏です。第4楽章のアレグロ・コン・ブリオは勢いのある演奏です。ヴァイオリンが良い響きで力強い演奏です。ピアノも力強い演奏です。スタリアーノのホルンは良い響きで存在感があります。これは素晴らしい演奏です。
 シューベルトの弦楽三重奏曲第1番はフラグメントで単一楽章の作品です。シルヴァースタインのヴァイオリン、バートン・ファインのヴィオラ、ジュール・エスキンのチェロによる演奏です。チェロの華やかな響きが印象的です。ヴァイオリンとヴィオラの主題も良い響きの演奏です。小品ながらも良い作品です。


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