ブリテンのホルン作品

セレナード/ペーター・ダム(1985&86)

CD1(Campion PRCD 1313)(Opus原盤)
CD2(POINT CLASSICS 2672422)(Opus原盤)

CD1 ブリテン/弦楽のための作品集
1.ブリテン/シンプル・シンフォニーOp4
         〜弦楽のための
2.  〃 /フランク・ブリッジの主題による
        変奏曲Op10〜弦楽のための
3.  〃 /テノール、ホルンと弦楽のための
          セレナードOp31
  ペーター・シュライヤー(テノール)(3)
  ペーター・ダム(ナチュラルホルン&
            モダン・ホルン)(3)
  ボフダン・ヴァルハル指揮
     スロヴァキア室内管弦楽団
   録音 1985&86年
CD2 弦楽のためのセレナード&変奏曲
1.エルガー/弦楽のためのセレナード ホ短調
2.ブリテン/フランク・ブリッジの主題による
        変奏曲Op10〜弦楽のための
3.ブリテン/テノール、ホルンと弦楽のための
          セレナードOp31
  ペーター・シュライヤー(テノール)(3)
  ペーター・ダム(ナチュラルホルン&
             モダン・ホルン)(3)
  ボフダン・ヴァルハル指揮
     スロヴァキア室内管弦楽団
   録音 1980年代(1)
       1985&86年(2&3)

 CD1のアルバムはブリテンの弦楽のための作品集です。ブリテン初期の作品「シンプル・シンフォニー」と「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」は大変美しい曲です。特に愛らしい作品「シンプル・シンフォニー」は名曲です。
 CD2のアルバムはイギリスの作曲家による弦楽作品集です。最後にブリテンのセレナードが収録されています。エルガーの名作「弦楽のためのセレナード」は大変美しい曲です。
 ブリテンのセレナードはダムのホルンとシュライヤーのテノールです。ダムは1983年10月に同じメンバーとスロヴァキアで演奏していました。シュライヤーは1967年にもオピツのホルンでセレナードを録音していました。こちらは豊かな表現力で歌い上げています。
 ダムのホルンは明るく一音一音大切に吹いています。プロローグとエピローグでは珍しくナチュラルホルンを使用しています。この2曲はF管の倍音のみを使うためナチュラルホルンを使用したのでしょう。他の曲はバルヴ付ホルンですが、イギリス風の吹き方ではありませんのでダムの明るいホルンを楽しむ演奏でしょう。テンポは遅めです。讃歌も遅いテンポで吹いています。


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