ブラームス/ホルン三重奏曲

マイロン・ブルーム(1960)

CD1(SONY CD34 MS6243)
CD2(SONY SRCR 8834)
CD1
マールボロ/室内楽集
1.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
2.シューベルト/流れの上でD.943
  マイロン・ブルーム(ホルン)(1&2)
  マイケル・トゥリー(ヴァイオリン)(1)
  ベニタ・ヴァレンテ(ソプラノ)(2)
  ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)(1&2)
  録音 1960年6月22〜24日(1)
      1960年8月16、17&22日(2)
CD2
ブラームス/室内楽集
1.弦楽六重奏曲第2番ト長調Op36
2.ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
  ピーナ・カルミレッリ(ヴァイオリン)(1)
  ジョン・トース(ヴァイオリン)(1)
  フィリップ・ネーゲル(ヴィオラ)(1)
  キャロライン・レヴァイン(ヴィオラ)(1)
  フォルトゥナート・アリコ(チェロ)(1)
  ドロシー・ライヒェンベルガー(チェロ)(1)
  マイロン・ブルーム(ホルン)(2)
  マイケル・トゥリー(ヴァイオリン)(2)  
  ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)(2)
  録音 1967年11月13&14日(1)
      1960年6月22〜24日(2)

このアルバムマールボロ音楽祭における録音です。
 ブラームスのホルン三重奏曲はゼルキンのピアノに注目したいです。その温かいタッチが素晴らしいものです。マイロン・ブルームのホルンはやわらかない響きで好印象です。第2楽章ではときにはやさしく、時には音を割って吹きまくるところは彼らしいところです。第3楽章はヴァイオリンとピアノの響きがおだやかで美しい響き、第4楽章ではスピード感あふれる演奏は圧巻です。ヴァイオリンの力強い演奏、気迫あふれるピアノと力強い響きのホルンが素晴らしい。 
 シューベルトの「流れの上で」はテノールではなくソプラノの歌唱です。まだ録音がほとんどない時期の貴重な演奏です。ゼルキンのピアノにのって優しい響きのホルンが流れ、ソプラノが歌います。ホルンが全曲を通して歌うのでオブリガートとはいえソプラノとの二重奏は感動ものです。あたたかい響きのホルンで全曲を演奏しています。
 CD2はマールボロ音楽祭40周年記念のCDです。ホルン三重奏曲の他に弦楽六重奏曲第2番が収録されています。


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