ホルンとハープの為の音楽

ホルンとハープのための音楽第3集/ローラント・ホルヴァート(2000)
CD(ARICORD CDA-10402)

ホルンとハープのための音楽第3集
1.ハッセルマン/糸車
2.チャイコフスキー/「白鳥の湖」から
3.アルベニス/マラゲーニア
4.アダン/クリスマスの歌
5.ハッセルマン/静けさOp47
6.フォーレ/祈り
7.シューマン/***ハ長調Op68−21
8.ドレクスラー/Bruderlein fein
9.グラジャニー/ノクターン
10.ヨゼフ・シュトラウス/エウテルペOp82
11.リャードフ/音楽玉手箱Op32
12.ヨゼフ・シュトラウス/夜の陰影Op229
13.マーティン・ピーアソン/秋の紅葉
14.レハール/女たちにキスをするのが好きだった
     〜オペレッタ「パガニーニ」より
15.ルイ=クロード・ダカン/カッコウ
16.グノー/アヴェ・マリア
17.J・S・バッハ/アルマンド ホ短調BWV996-2
18.シューベルト/アヴェ・マリアOp52-6
19.スカルラッティ/ソナタ ホ長調
20.ペリンカ/賛美Op38

  ローラント・ホルヴァート(ウィンナホルン)
    (2、4、6、8、10、12、14、16、18、20)
   ユリア・レート(ハープ)(1〜20) 
   録音 2000年頃

 ローラント・ホルヴァートによるホルンとハープのための音楽第3集です。
  アルフォンス・ハッセルマン(1845〜1912)はパリ音楽院のハープ教授で、ハープ作品を多く残しています。「糸車」はハープのための小品です。
  チャイコフスキーの「白鳥の湖」からのハイライトは「序奏」「グラン・パ・ド・ドゥ」「フィナーレ」をホルンとハープで演奏しています。「グラン・パ・ド・ドゥ」には長大なハープ・ソロがあります。ヴァイオリン・ソロをホルンで演奏しています。最後に第2幕の「情景」が歌われます。
  イサーク・アルベニス(1860〜1909)はスペインの作曲家、マラゲーニアはピアノ曲ですがハープの演奏もきれいなものです。
  アドルフ・アダン(1803〜1856)の「クリスマスの歌」は賛美歌です。ホルンとハープで演奏しています。ハッセルマンの「静けさ」はハープのための小品です。3つのやさしい即興曲「秋の木の葉」の第3曲になります。
  ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)の「祈りに」は歌曲です。ホルンとハープによる演奏です。ロベルト・シューマン(1810〜1856)の「***ハ長調Op68−21」という「題名なし」の曲はピアノ作品「子供のためのアルバムOp68」の第21曲です。ハープで演奏されます。
  ヨゼフ・ドレクスラー(1782〜1852)の「Bruderlein fein(弟の罰金)」は「億万長者」からの1節のようです。ホルンとハープで歌われます。マルセル・グラジャニー(1891〜1975)の「ノクターン」は美しいハープ作品です。
  ヨゼフ・シュトラウス(1827〜1870)のポルカ・マズルカ「エウテルペ」はホルンとハープで演奏されています。アナトーリ・リャードフ(1855〜1914)の「音楽玉手箱」はピアノのためのワルツです。ハープで演奏されています。
  ヨゼフ・シュトラウスのポルカ・マズルカ「夜の陰影」はホルンとハープで優雅な演奏になっています。マーティン・ピーアソン(1571〜1651)の「秋の紅葉」はチェンバロ作品のようです。ハープで演奏されています。
  フランツ・レハール(1870〜1948)の「女たちにキスをするのが好きだった」はオペレッタ「パガニーニ」の中のアリアです。ホルンとハープで歌われます。ルイ=クロード・ダカン(1694〜1772)の「カッコウ」はクラヴサン(チェンバロ)のための作品です。ハープで聞くのもよいものです。
  シャルル・グノー(1818〜1893)の「アヴェ・マリア」はバッハのプレリュードにメロディを付けたものです。ここではホルンとハープで演奏されています。穏やかなアヴェ・マリアです。
  J・S・バッハ(1685〜1750)の「アルマンド ホ短調BWV996-2」はリュート組曲ホ短調の第2曲です。ハープで演奏されます。シューベルトの「アヴェ・マリア」は「エレンの歌」第3番でヴァイオリンでたびたび演奏されますがホルンもいいものです。ホルヴァートは弦楽四重奏版やオルガン伴奏でも録音しています
 ドメニコ・スカルラッティ(1685〜1757)はバッハと同じ年に生まれたイタリアの作曲家でチェンバロ作品を多数残しました。「ソナタ ホ長調」は中でも有名な作品です。ハープのきらめきが素晴らしい。
  ウェルナー・ペリンカ(1952〜)はウィーン生まれでピアノ、オルガンを弾き作曲もします。「賛美Op38」はホルンとハープのための作品で8分ほどの曲です。大変美しい作品です。


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